なにもない自分の心に風が吹く。木枯らしを一人で受け止める。それは自分は一人だということを痛感させてくれる、誰からも必要とされない、誰からも愛されない。どっかでこの感覚を味わった事があるどこだ、いつだ。それは大学時代だった。あの時も一人だと…
思い出というのは(今回の場合は特に色恋沙汰)、心に降り続ける雪のようなもの。心は井戸のようなところで、僕はその奥底で外を見上げて、誰かが来るのを待っている。何か見るたび、聞くたびに当時の思い出が否応なしに降ってくる、それは雪となって。そして…
だって死んじゃったのだから見たくても、見せたくてもできないものはできないなぜならこの世にいないのだから。
いっそのこと死んでしまった、死別したと考えるのがいいのかも 美談で終わるし、嫉妬もしないで済む だって死んじゃっているんだから